子供の頃は夢や希望という言葉が好きじゃなかった私ですが、今は夢や希望という言葉を信じられる人が一定数いることを素晴らしいと思うようになりました。光と闇じゃないんですが、大雑把に言うと私たち人間は二通りに分かれてまして、ものごとの良い面に注目する人とものごとの悪い面に注目する人に分かれています。夢や希望を信じられるということは、ものごとは予定調和的に最後は全部上手く行くと知っているからで、ポジティブグループに属していると言えます。夢や希望のようなものが本当に存在するとは思っていない私のような人間は、いわゆる想念が生まれ変わりを繰り返すうちにそういう考えが染み付いてしまったからで、ネガティブグループに属していると言えます。みなさんもお気づきの通り、宗教にはポジティブな人が通る道を説いた教えと、ネガティブな人が通る道を説いた教えの二通りが存在しております。自分がポジティブかネガティブかは生まれて来た時点でほぼ決まっているので、自分に合う方の教えに自然と行く、というのが現実だろうと思います。ポジティブグループの方が道が楽だとは確実に言えるものの、ネガティブグループの方からむしろ大覚者が出ておりまして、どっちが良いとは言えません。私みたいなネガティブな人が途中からポジティブに変われるのかと言ったら、それは根本から変わるということですから相当難しいことではありますが、その機会が与えられた場合は可能ということでございます。最終的にはみんなポジティブになるのかと言ったらあいのほしの解釈では違ってまして、ポジティブとネガティブの中間に来ると思います。ポジティブ寄りの中間の覚者さんとネガティブ寄りの中間の覚者さんがこれまでいましたが、本当に中間に来た覚者さんはこれからの時代の大覚者さんということになるでしょう。