愛と光って近年の精神世界で大人気のパワーワードだったわけですが、その意味するところは結構曖昧だったりします。それこそ無数の定義が可能でしょうが、あいのほしの解釈では光は情報のこと、愛は自分と相手が同じと見ることです。伝統的な解釈では、それが何を意味するのであれ、愛と光に乗って幽玄微妙な天界に「戻る」とか「帰る」というようなイメージが付随していたように私には思えます。瞑想や呼吸法によって振動数を上げて地球を「去る」と言ったり、その裏には苦しみでしかない地上界から自分だけ「脱出する」みたいな、極端に言えばそういう世界観があったりします。表向きは愛と光と言いながら、その実態は逃亡劇という気がしないでもない内容なのです。あいのほしの解釈はその点で大方の見方と違っていまして、私たちは愛と光に乗って別次元に上昇するのではなく、私たちは愛と光を表現することによってこの世界を変えるのだと信じます。ほんの少しの準備の出来た人たちだけを救い上げることによって次世代に繋げようとした昔の覚者さんのやり方を否定するつもりはありません。そのおかげで今の時代があるわけですから。必要な教えがすべて出揃った今、それを個人が悟るために使う時期は過ぎていて、思いの波が多くの人に伝わって行く方法で使うのが正しいように思われます。だって、すべては一つ、自分の幸せと人類の幸せは一つというのが、最初からスピリチュアルの基本だったのではないでしょうか。