スピリチュアルは心の世界と言いますが、そんなようなことを教えているティーチャーさんに限って、自分がトラブルに遭うや否やお金や財産にしがみ付こうとしたり、すぐさま医師や弁護士に相談したりということが起こりがちです。これはすなわち、目に見える外側の世界をいかに強く信じているかということで、いざという時にハッキリと表面化して来るということです。心の世界と口では言いながら心の世界を信じていないというのは、本人が自覚できないことの方が多いと思います。私が見る限り、最初から騙すつもりでやっているティーチャーさんはほとんどなく、出来ない人にやれと言うのは酷なことであります。そう考えると、実は誰にも責任がないという不思議な世界なんであります。外側の世界に関係なく心の世界だけが本物だと気づいた時から、では自分はどうしたいのかが見えて、どうすればいいのかも分かり、即座に実践し始める、というのが筋のいい人の姿であって、そうでないなら、私を含めて頭で分かっているだけの筋の悪い人ということです。しかし筋が悪いことを恥ずかしく思う必要はありません。出来ないのは自分の責任ではなく、心の世界で自分の人生を楽しく幸せなものにするかそうしないかだけが唯一の自分の責任である、と分かっていればそれで十分だと思います。