需要と供給と言いますが、精神世界には何らかの理由で心が弱っている人や、自己評価が極端に低い人を慰める分野というのが、みなさんもご存じの通り存在しています。努力すれば何とかなると分かっている場合でも、頑張れない状態の人もいるということは、私自身の経験からよく承知しています。だから必要だと思うんです。本当に心を癒し浄化するヒーリング法があるなら尚更です。だけど、それだけに終始するようであれば片手落ちと言わねばなりません。心が元気になり、勇気が湧いて来たら次はどうするのか、という教えがないのは困りものです。あるいは、ざっくり何でも好きなことやればいいとか、あなたも悟っちゃうかもとか、楽して儲かる方法とか、最高の恋人に出会う方法といった人生万々歳な情報も溢れております。そこにお金が絡めば、スピリチュアル業界の評判が最悪なものになってしまうのも致し方ないことでしょう。慰めや癒しの要素も備えつつ、理想を言えばそこで引き籠もってしまうんではなくて、世の中に出て活躍(社会貢献)する人をも輩出するような教えが本物だと思います。社会活動を好ましいこととしない伝統的な教えが多いことは知っていますが、ともかくあいのほしはこういう考え方でやっています。