言葉の上で理解するのが得意な人はいますし、先人の言葉を自分流に言い直したら、なんかすごい深いところまで理解している風に見えます。しかし実体がないのです。どうしたって実践が必要になります。スピリチュアルに限らず何だって実践して初めて実力が身に付くわけですが、さりとて何を実践するのか。一見何が目的なのかさっぱり分からない修行というのは、昔はいざ知らず今の時代には合わないのではないでしょうか。私も含めてスピリチュアルが全然分からない初心者が何から始めたらいいかと言ったら、もちろん生きていることに感謝することであります。何もかも順調に来た人にとっては簡単である可能性がありますが、親に虐待されたとか、持病があるといった事情がある人にとっては、もちろんとても難しいことです。だけど、これはどんなに難しくても、一番最初に取り組んで毎日感謝を体現できない限り、次の段階には進めない類いの基本の「き」であることを、あいのほしとしては強調して置きます。どういう方向に進むにしても、とんでもなく大事な基礎なんであります。よく考えてみれば、伝統宗教はみんなこれを基本にしていたことを私たちは見落としてしまっています。見落としてしまえばその先の教えは意味を成さないと言えるでしょう。どんなに因縁が悪かろうが、やるっきゃないのであります。(一緒に取り組んで参りましょう。)感謝すると一旦決めたら、いずれは何とかなるに決まっています。