寂しさの感情というのは、それが元で自暴自棄になったり、人の注目を得ようと常軌を逸した行動に出たりと、多くの社会的な問題の引き金になっていると考察される割には、本気で対策しようとする人が少ないんじゃないでしょうか。先に結論を言いますと、私たちが寂しい原因は一つしかなく、神様から離れているから寂しいのです。それに以外にありません。そりゃ人間ですから、パートナーや親友がいた方がいいに決まってます。だけど、どんなに確かな心の交流があっても、それで恒久的に寂しさから解放されることはありません。現象面からこれを追求した教えも昔からあって、クンダリニーのエネルギーが動くと、確かに寂しさを忘れられるということは言えます。こういうことは条件が揃えば起きることで、いつかは消える一時的な状況とか神秘体験でしかありません。人間関係が順調だとか超常的な能力が出たとかはひとまず置いといて、神様との繋がりは態度がすべてであると理解しないといけません。宗教の根本を一言で言えば「神様ありがとうございます」という言葉になります。人間としての自分の知性では分からない何かが、自分を含めたすべてを支えているのをまず認知することであり、それによって根源のエネルギーであるクンダリニーに自然と繋がることになります。自分の力で神をコントロールして寂しさを駆逐しようと思うのは誤りです。