これからスピリチュアリティの門を叩こうという人にどんな説明をするのか、という概略を作るのがあいのほしの役割かと思うんですが、実際年を取ってみると、思考能力が衰えると言うよりは、どうでもいいような余分な知識が心に付着してしまい、ゼロベースで考えにくくなる、というのが悩みどころであります。一般常識から掛け離れた訳の分からない前提の数々をベースに話をするティーチャーさんが増えるほど、ナントカ業界と揶揄されてしまう結果になります。スピリチュアリティに興味を持ってやって来る人一人一人がみんな違うので、一緒くたに同じ説明をするべきでない、というのが現実ではないでしょうか。まず、何を求めているのか。そこの動機を深く掘り下げて行く必要がございます。次に、どんな方法を提供できるか。体を使う方法が合っている人もいれば、芸術的な表現が合っている人もいれば、言葉を使うコミュニケーションが合っている人もいます。向き不向きを見極める必要がございます。最後に、進歩しているかどうかのフォローアップ。どこかで行き詰まっていたら、教師の手腕でブレイクスルーを起こさせる必要がございます。それもこれも、個人の夢を叶えるとか、あるいは個人が夢から目覚めるとかいうことじゃなく、人類全体で進歩するためという視点から援助が行われないといけないんだろうと思います。そんなこんなのあらましが書かれた小冊子が配られる時代が来るでしょう。宗教や信条に関係なく、誰もが参考にできる内容のものです。