私たちは未来を選べるのでしょうか。選べないと困りますね。現実的にどの程度選べるのかが問題です。地球人類が滅亡しても自分だけは生きて行けるとでも言いたげな現実創造論もありますが、少なくとも今の時点では極端と言う他ないでしょう。結局、国同士が戦争になり国土が荒廃したら、そこから何の影響も受けないような人は地球世界にはあり得ない訳ですし、そもそも個人の人生というものは存在しない、というのが精神世界の門を叩いた人が真っ先に理解すべきことではないでしょうか。次に、能力や環境に恵まれて確かにどんな未来をも選択し得る人がいる一方で、それこそ奇跡でも起こらない限り今の境遇から抜け出す見込みのない人もいる、という現実を理解するべきです。現実創造論は一定以上の力のある人にとってはまったく正しいのですが、大多数の私たちにとっては(現実化の方法をやっても結果が出ないので)奇跡にすがれという話でしかありません。未来は同時に存在しているという科学的理論があるそうですが、いいバージョンの未来が実際どんな風に存在し、どうやってそっちに行くのかということが私たちには重要です。ある意味当たり前に聞こえる話なんですが、常に明るく前向きな気持ちでいることが最大の秘訣だと言われます。世の中がこんな風ですから実に難しいことです。だけど、何とかしてこれが身に付くように私たちは努力しないといけません。