クンダリニーとはサンスクリット語で創造エネルギーというような意味で、インド哲学はこのクンダリニーを如何にして目覚めさせるかという問題を中心に成り立っていると言っても過言ではないでしょう。私たちはなぜか生まれた時点ではクンダリニーと繋がっていなくて、根源の生命エネルギーと繋がっていない状態でどうやって生きていられるのか逆に疑問に思いますが、水や空気や食べ物に蓄えられている光を代謝することによって何とか生きられているということだろうと思います。インド哲学では気と言いますかエネルギーの性質を三つに分類しておりまして、サットヴァというのは精神を高める性質、ラジャスというのは物質生活を豊かにする性質、タマスというのは流れを遅くする性質と説明できると思います。専門家ではないので間違っていたらごめんなさい。で、クンダリニーを目覚めさせるためには、どういう訳かサットヴァ性を重んじなきゃいけないということなのであります。そのためには泌尿器、消化器、循環器をみんなきれいにしなきゃいけないので、アーユルヴェーダというのは医療目的であったと同時に、クンダリニーを目覚めさせるという最終目的のために組み立てられたのかも知れません。私が思うに、ある種の植物にはサットヴァ性があり、自然な方法で抽出したエッセンシャルオイルはそのために必要な浄化に利用できます。植物が蓄える光が重要であり、あくまで仮定の話ですが、ある植物から水蒸気蒸留法で抽出した(新鮮な)オイルにはサットヴァ性の働きがあり、化学的に混ぜ物して抽出したオイルにはラジャス性の働きがあり、それをさらに加工して粉にしたものにはタマス性の働きがあるというような可能性があり、この植物はこういう効能という単純な分類はしない方がいいかも知れません。むしろ特定の鉱物の結晶が特定の周波数の光を吸収する性質を利用するクリスタルヒーリングの方が、今の科学では取っ付き易いのではないでしょうか。今まで全然やったことないことを直感的にやってみたくなり、それが思いも寄らないタイミングと方法としてクンダリニーを目覚めさせるための準備になった、というようなことが本来の道筋で、それを本や論文に書こうと思ったら大変な騒ぎになりますが、実際問題としては誰もが導かれていることを信じるのが一番と言えると思います。