すべては繋がっている、とまともなスピリチュアルは説きますが、実際自分が関わるすべての人が幸せになるというのが、理想中の理想だし王道であります。ある教師や団体と関わって行く中で、理由が何であれ自分の家族が離散して行くようなら、その教えは本物でない可能性が高く、疑い始めるのがいいような気がします。ヒーリングやセラピーのようなものを習っても、自分の親兄妹が病気になった時にその方法で治らなければ、一番大事な時に何の役にも立たなかったことになるのではないでしょうか。ガッカリなんてもんじゃありません。誰かを癒したいと思う気持ちは尊いものですが、願うだけではどうにもならないこともまた事実です。自分が何か一つ乗り越えたとき、こだわりが取れたとき、愛の気持ちが出たとき、最初に血の繋がりのある家族や一番身近にいる人たちに嬉しい波及効果があるのは本当です。すべては繋がっているとは具体的にそういうことなのであります。何の変化も出ないようなら、自分が独り善がりになっている可能性を疑った方がいいと思います。家族に良い影響を与えるという事実を知ることが、心の浄化に取り組むためのモチベーションになる人もいると思うので、こんな話をしています。自分の心が軽くなることで、世界のどこかにいる知らない誰かの心も期せずして軽くなるというのも本当です。逆に言えば、自分が知らない誰かの恩恵に浴していることもあるのです。いずれにしろ、心の世界の取り組みが無駄になることはありません。